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マウスピース(OA)療法
重症度とライフスタイルによって使い分けるのがベストです。
CPAPのメリット: 重症でも確実に無呼吸を止めることができる、最も治療効果が高い方法です。 CPAPのデメリット: 装置が大きく、電源が必要で、持ち運びが不便です。
マウスピースのメリット: 小型で電源不要、出張や旅行に持ち運びやすいのが最大の特徴です。 マウスピースのデメリット: 重症の方には効果が不十分な場合があり、歯や顎に負担がかかります。
普段はCPAPを使い、旅行の時だけマウスピースを使う「併用」を行っている患者さんもいらっしゃいます(※併用の保険適用には条件があります)。医師と相談して、ご自身の生活に合った方法を選びましょう。
はい。医師からの紹介状があれば健康保険が適用されます。
医科での診断と紹介状(依頼書)がある場合に限り、健康保険(3割負担など)を使って作成できます。 費用の目安としては、作成するタイプにもよりますが、自己負担額で10,000円〜20,000円程度です。これには型取りや装着時の調整料が含まれます。 CPAPのような毎月のレンタル料はかかりませんが、半年〜1年に一度程度の定期検診(装置のチェックや歯のメンテナンス)を受けることが推奨されます。
自分の歯が残っている本数によります。総入れ歯の場合は作成できません。
マウスピースは、残っている歯を「杭」のように利用して器具を固定し、顎を引っ張り出します。そのため、しっかりと固定できるだけの健康な歯(目安として20本程度)が残っている必要があります。
総入れ歯の方や、残っている歯が極端に少ない方、歯周病で歯がグラグラしている方は、マウスピースの力を支えきれないため作成できません。部分入れ歯の場合は、位置や本数によって可能なこともありますので、歯科医師にご相談ください。
使い始めは顎や歯に痛みを感じることがありますが、調整可能です。
下顎を通常よりも前に突き出した状態で固定するため、最初のうちは顎の関節(顎関節)や歯に負担がかかり、起床時に痛みや違和感が出ることがあります。 多くの場合は数週間で慣れていきますが、痛みが強い場合は歯科医院でマウスピースを調整(顎を出す量を減らすなど)することで改善できます。 また、朝起きた後に顎を元の位置に戻すストレッチを行ったり、ガムを噛んでリハビリをしたりするのも効果的です。
診断は「医科(内科・耳鼻科)」で行い、作成は「歯科」で行います。
少し複雑な流れになりますが、日本の健康保険制度では、まず医科のクリニックで検査を受け、睡眠時無呼吸症候群の診断を受ける必要があります。 そこで医師が「マウスピース治療が適している」と判断した場合、「紹介状(診療情報提供書)」が発行されます。その紹介状を持って、睡眠歯科に対応している歯科医院を受診し、マウスピースを作成するという手順になります。いきなり歯科に行っても保険適用で作ることはできませんのでご注意ください。
治療用としてはお勧めできません。必ず歯科医が作ったものを使用してください。
ドラッグストアや通販で、お湯で柔らかくして自分で型を取るタイプのいびき防止グッズが販売されています。しかし、これらは医療機器としての適合精度がないため、すぐ外れてしまったり、逆に顎関節を痛めたり歯並びを悪くしたりするリスクがあります。
医療用のマウスピースは、ミリ単位で顎の位置を調整して作成され、頑丈で長期間の使用に耐えうるものです。病気を治すための治療器具ですので、自己判断で市販品を使わず、専門医の手によるものを使用しましょう。
主に「軽症〜中等症」の方に効果的です。重症の方にはCPAPが第一選択です。
マウスピース(専門的には口腔内装置:OA)は、下顎を少し前に出した状態で固定し、舌の根元を持ち上げて気道を広げる器具です。 顎が小さい、あるいは顎が後ろに下がっていることで気道が狭くなっているタイプの方には非常に高い効果を発揮します。
一方で、重度の肥満で首周りの脂肪が多い方や、重症の睡眠時無呼吸症候群(AHIが30以上)の方の場合、マウスピースだけで気道を十分に広げるのは難しいことがあります。ただし、CPAPがどうしても使えない場合の代替手段として選択されることはあります。
