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最新治療・代替療法・ニッチな治療
可能です。重複検査を避けるため、必ず持参してください。
転院やセカンドオピニオンの場合、前の病院で受けた検査結果(紹介状やデータのコピー、CD-Rなど)があれば、高額な検査を再度受け直す必要がなくなります。 検査データには「有効期限」のような明確な決まりはありませんが、体重が大きく変わっている場合や、データが数年前のものである場合は、現在の状態を確認するために再検査をお勧めすることがあります。
下顎を支える筋肉が鍛えられるため、継続すれば効果が期待できます。
下顎をしゃくれさせるように前に突き出し、そのまま数秒キープする運動や、下顎を左右に動かす運動などは、顎関節周りの筋肉や舌骨筋群を刺激します。 マウスピース治療と同じ原理(下顎を前に出すことで気道を広げる)を、自分の筋肉で行うイメージです。 即効性はありませんが、お風呂に入っている時やテレビを見ている時など、毎日の習慣にすることで、加齢による喉のたるみを予防する効果があります。
「肥満」や「鼻づまり」を改善することで、間接的に効くことはあります。
「飲むだけでいびきが止まる」という特効薬の漢方はありません。しかし、体質改善によって原因を取り除くことは可能です。 例えば、肥満太りで内臓脂肪が多い方には「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」、鼻づまりや蓄膿症がある方には「葛根湯加川キュウ辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」などが処方されることがあります。これらによって痩せたり鼻が通ったりした結果、いびきが軽減するケースはあります。
姿勢が良くなり呼吸が楽になることはありますが、無呼吸の根本治療にはなりません。
猫背やストレートネックを矯正することで、首の位置が正しくなり、気道が圧迫されにくくなる効果は期待できます。また、自律神経が整って眠りやすくなることもあるでしょう。 しかし、睡眠時無呼吸症候群の直接的な原因である「睡眠中の舌の落ち込み」や「のど周りの脂肪」は、背骨や骨盤を矯正しても取り除くことはできません。あくまでリラクゼーションや補助的なケアとして活用してください。
「体位治療」として、軽症の方には一定の効果があります。
背中にクッションがついたリュックやベルトを装着し、仰向けに寝られないようにする器具があります。 仰向けになると背中の突起が当たって不快なため、自然と横向き寝が維持されます。 「仰向けの時だけ無呼吸になる」というタイプの方には有効ですが、強制的に姿勢を制限されるため、寝返りが打てずに肩や腰が痛くなるというデメリットもあります。
衛生上、毎日使い捨てです。費用は1本あたり約600円〜です。
ナステントは、ご自身で鼻から挿入して気道を確保するチューブ状の医療機器です。感染症予防のため、一度鼻に入れたものは再利用できず、毎日新しいものを使う必要があります。 1箱(7本入り)で約4,000円〜5,000円程度で販売されており、毎日使うと月額1.5万円〜2万円ほどのコストがかかります。保険適用外(自費)ですので、旅行や出張の時だけ使う「スポット利用」をされる方が多いです。
代表的な「あいうべ体操」などが効果的です。
道具を使わずにできるトレーニングとして、福岡のみらいクリニック・今井一彰先生が考案した「あいうべ体操」が有名です。
- 「あー」と口を大きく開く
- 「いー」と口を横に大きく広げる
- 「うー」と口を強く前に突き出す
- 「べー」と舌を突き出して下に伸ばす これを1セットとし、1日30セットを目安に行います。舌の筋肉(オトガイ舌筋)が鍛えられ、寝ている間に舌が落ち込むのを防ぐ効果が期待できます。
多くの場合は「保険適用外(自費診療)」となります。
のどちんこや軟口蓋をレーザーで切除・凝固させて気道を広げる手術(LAUPなど)は、一時期普及しましたが、長期的な効果に疑問が持たれていることや、逆に傷跡が硬くなって悪化するリスクがあることから、日本呼吸器学会などのガイドラインでは推奨されていません。 現在、多くの医療機関では保険診療としては行っておらず、一部のクリニックで自費診療(数万円〜)として行われているのが現状です。効果とリスクをよく理解した上で受ける必要があります。
当院としては、お勧めはいたしません。
扁桃腺が極端に大きい場合には有効ですが、痛みやリスクも考慮します。
大人の場合、扁桃腺摘出術だけで無呼吸が治る率は約50%と言われています。子どもと違って骨格や肥満など他の要因も絡んでいるためです。 また、大人の扁桃腺手術は術後の痛みが強く、出血のリスクもあるため、慎重に判断されます。 「口を大きく開けた時に扁桃腺がのどを塞ぐほど大きい」という方であれば、手術を検討する価値は十分にあります。
参考文献 (References)
1. 手術の成功率を予測する基準(フリードマン分類)
- Friedman M, et al. Clinical predictors of obstructive sleep apnea to uvulopalatopharyngoplasty: A novel classification. Otolaryngology–Head and Neck Surgery. 2002.
- 解説: 手術が効くかどうかを事前に見分けるための有名な分類法(Friedman分類)を提唱した論文です。
- 「扁桃腺が大きく、舌の位置が低い(喉の奥が見えやすい)」患者さん(Stage I)の場合、手術(UPPP/扁桃摘出)による成功率は80%以上と非常に高いことが報告されました。
- 逆に、扁桃腺が小さく肥満が強い患者さん(Stage III)では、成功率は極めて低くなるため、手術適応の見極めが重要であると結論づけています。
2. 手術(UPPP/扁桃摘出)の全体的な有効率
- Sher AE, et al. The efficacy of surgical modifications of the upper airway in adults with obstructive sleep apnea syndrome. Sleep. 1996.
- 解説: 米国睡眠医学会による、外科治療の効果に関する包括的なレビュー論文です。
- 大人に対する咽頭形成術(扁桃腺摘出を含む)の有効率は、患者を選ばずに行うと約40%程度に留まりますが、「閉塞部位が口蓋扁桃(扁桃腺)にある」と特定された患者群においては、非常に有効な治療手段となることが示されています。
3. 日本の診療ガイドライン
- 日本呼吸器学会
- 『睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020』
- 解説: 成人の外科的治療の項目において、「扁桃肥大が存在し、それが閉塞の原因となっている症例」に対しては、扁桃摘出術(および口蓋垂軟口蓋咽頭形成術)が推奨されています。
- ただし、肥満が高度な場合や、顎の骨格に問題がある場合は効果が限定的であるため、術前の慎重な評価が必要と記されています。
鼻通りは良くなりますが、無呼吸の「完治」までは難しいことが多いです。
鼻中隔湾曲症や慢性副鼻腔炎の手術を行うと、鼻呼吸が非常に楽になります。これにより、いびきが軽減したり、睡眠の質が上がったりする効果は十分に期待できます。 しかし、無呼吸の主原因である「喉の奥の閉塞」までは解消されないことが多いため、手術後もCPAP治療の継続が必要になるケースが一般的です。 ただし、鼻が通るようになることでCPAPの圧力を下げることができ、治療が快適になるという大きなメリットがあります。
参考文献 (References)
1. 手術単独での治療効果(AHIの変化)に関するメタ解析
- Li HY, et al. Literature review of the outcome of nasal surgery on obstructive sleep apnea. American Journal of Otolaryngology. 2011.
- 解説: 過去の多くの研究論文を統合して解析(メタアナリシス)した研究です。
- 鼻の手術を行ったSAS患者さんのデータを分析した結果、「いびきや日中の眠気などの自覚症状は有意に改善する」ものの、肝心の「AHI(無呼吸低呼吸指数)の改善効果はわずかである」と結論づけています。
- これにより、鼻の手術は単独での根治療法としては推奨されにくいというエビデンスになっています。
2. CPAP治療への好影響(コンプライアンスの向上)
- Camacho M, et al. The effect of nasal surgery on continuous positive airway pressure device use and pressure requirements: a systematic review and meta-analysis. Sleep. 2015.
- 解説: 鼻の手術がCPAP治療に与える影響を調べたシステマティックレビューです。
- 手術によって鼻腔抵抗(空気の通りにくさ)が減ることで、CPAPの設定圧を下げることができ、結果として「CPAPを使える時間(アドヒアランス)が長くなり、治療継続率が上がる」ことが示されました。
- 「鼻が苦しくてCPAPが使えない」という人にとっては、手術が突破口になることを裏付けています。
3. 日本の診療ガイドライン
- 日本呼吸器学会
- 『睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020』
- 解説: 外科的治療の項目において、鼻手術は「鼻閉(鼻づまり)の改善や、CPAP導入・継続の補助的な治療として考慮されるべき」との位置づけがなされています。
- 単独治療としての推奨度は高くありませんが、保存的治療(CPAPやマウスピース)の効果を高めるためのオプションとして重要視されています。
鎖骨の下にペースメーカーのような機械を埋め込み、舌を動かす治療です。
CPAP治療がどうしても継続できない中等症〜重症の患者さん向けに、2018年から日本でも保険適用となった新しい治療法です。 手術で胸部に小さな機器を植え込み、睡眠中の呼吸に合わせて電気刺激を送ります。この刺激で舌の筋肉を収縮させ、舌を前に動かすことで気道を広げます。 ただし、極度な肥満の方には効果が薄いなど適応条件が厳しく、実施できる医療機関も限られています。
AbemaTVで、芸人のパンサー菅さんが舌下神経電気刺激療法を受けたことに関する特集がされています。
一度ご覧下さい。
